熊本県からやってきたグルクンはそっくりさんのニセタカサゴだったぽいけどクッソ美味かった


タロウです。


皆さんグルクンって魚ご存知でしょうか。僕も名前は知っているし、沖縄に行ったときに食べたことがあるのですが、沖縄ではポピュラーな魚で、居酒屋ではだいたい見かけたような気がします。


そう、僕は完全にこいつは沖縄にしかいないんだと思っていました。昨日までは・・・




突然、熊本から入ったLINE

2~3日ほど前、いつもの通り眠い目をこすりながら通勤をしていたら、熊本の仲買さんから、グルクンが水揚げ始まったよ!との連絡が。


え、熊本でしかも牛深で、あんな魚揚がるの、ああ確かに黒潮からそんなに離れていないっちゃいないんだけど・・・・!と興味がわいた僕は、仲買さんを値段やら食べ方やらいろいろと質問攻めに。


この仲買さん、干物屋さんが本業なんですが、「牛深で獲れるグルクンは脂がのってるからこいつで干物作るんだ!良かったら食べるかい?」なんて嬉しいお言葉をかけてくださって、ハイ喜んで!でした。


脂ののったグルクン・・しかも熊本産・・未知数。こういう魚に出会うのってホントワクワクする。



ちなみにこちらは6年前に沖縄で食べたグルクン。あっさりしていて脂は感じられなかったけれども。正式名称はタカサゴといいます。



届いた魚は・・・?ちょっと違うぞ?

さて、さっそく浜から直送で魚が送られてきました。なんと生も送ってくれたようで。電話でありがとうございます~なんて話をしながら、おお!たしかにグルクンっぽい!なんて思ったんですけど・・・・・なんか色味が暗くないか?



こちらは頂いた干物。



綺麗な作りに匠の心意気を感じるけど食欲を全然そそらない色味。やっぱり色味が暗い気がする。


これはもしや・・・・と頭をよぎる記憶。


これでは?



そうニセタカサゴさんです。非常にそっくりで見分けがつかないと評判の彼、見分ける唯一のコツは側面部の黄土色の線が、側線と呼ばれる魚の体表の線と被っているかかぶっていないか・・・・らしい。


見ていきましょう。








んんんん~?






ウロコ剥いでみました。んんんんん~~~~~?






被ってる!!!!ダウト!!!!お前は偽タカサゴじゃあああ!!!!



危なく騙されてコメント欄で指摘を食らってブログ閉鎖の危機にさらされるところでした。



よかったよかった。





早速捌いていこう

正体が分かったところで、味のほうを確かめましょう。取り出したるは、先日研ぎに出したばかりの出刃包丁。



魚の血が吸いたいと鳴いておるわ・・・・



強烈に強化された切れ味を堪能しつつ、腹をみていくと



お、白子。産卵に絡んでるのかな?


もう一匹は体高が高くて丸っこいけど・・・



お、また白子・・・・か・・・・?と思いきや、こちらはなんと内臓脂肪。ガッツリ脂が乗ってます。うん、仲買さん嘘つかない。



派手に身にサシが入る対応ではないけど、切るたびに包丁が鈍るぐらいの脂乗り。見た目もじっとりとしている。


中骨を抜いていくと、なかなかえげつない骨。これ塩焼きで飲んだらきついだろうな。


身はしまっていたのですが、捌く過程でどんどん柔く・・・・。


どうにかここまでこぎつけました。



皮をひこうと包丁を入れると切れすぎる包丁で皮だけ切ってしまった。これがきちんと切れる包丁ってやつか・・・・
皮目を滑らせてスルスルスル。いままでとは比べ物にならないぐらいの切れ味。怖すぎる。





むむっ!この皮目の脂は・・・




すごい・・・・見た瞬間エクスタシーを感じた。これよ。これが魚の楽しさよ。みんなが知識だけで舐めてかかる魚の真のポテンシャルを見つけたとき。たまらない。そんじょそこらの高級魚に引けをとらんぜ、これ。





はい、萌え断面。このしっとりとした油膜に囲まれた皮目に、血合いに入り込んだ脂のサシのコントラストが美しい・・・・。



もう片身は炙りにします。どう見たってこの皮目は炙るとうまい奴。軽く塩を振って・・・・こいつの出番。

お気に入りのバーナー使いやすいぞ



ABURI HAS DONE......



先に切れ目を入れておくと、縮まずに良いですが、忘れていてこんな感じです。あとから切れ目入れました。キレッキレの包丁ならこんなこともでk(ry

ちなみにこれが刺身引いた後の刺身包丁。油まみれ。



一匹は焼きを堪能するため、塩をして冷蔵庫で干します。



アラは塩をして、

熱湯で臭みを引いて~

茹でて~(見てくださいこの脂を)

料理酒とショウガとネギを入れていきます。最後に軽く昆布出汁。



そして味噌を少量とかして

潮汁完成です。



鯛やイサキなんか程パンチのある味ではないけども、滋味深い体に染みる味。ええやん。身も火を通しても締まらず、ほろほろ。うまい。





名前はともかくおいしい魚のニセタカサゴ

さっそくまずは皮を引いたほうから。



炙りと刺身デス。


今回はもっと味を感じるためにポン酢を導入しました。



刺身を載せた瞬間、ポン酢に脂さんがログインしました。良い。



それでは一口。




・・・・・・おお。



おおおおお。



柔らかい冬のメジナ!っぽい!



身は非常に柔く、何よりも濃厚なコクと脂。イサキにも似ているけどもっと荒々しく、少し磯の香りがするような・・・・それがまた旨味を複雑なものにしていて、すごくうまし。


生臭さもほとんどなく特に炙りは皮目が柔らかいからか軽くあぶってもよく炙られて香りが良い。生と焦げのコントラストですごい良いよ~。それでいてどことなく青物ッぽい酸味もあって・・・・なんだこいつは。


身がすごく柔いので、これは寿司とかにしたら美味かったな・・・・多分。



味噌汁もうまい、火を通しても優秀。皮目の香りがとてもよいので、多分焼きはたいそううまいと思う。


一夜干しできたらまた書きます。


こういう、得体のしれない魚に触れてそれがうまかったとき、すごく幸せを感じるので、天職は天職なんだろうなあ・・・・・と、最近ストレスのたまりがちな仕事に、ちょっと複雑な気持ちになりました。



積極的に魚食べてこう。ストレス解消!



あ、それと包丁は絶対に研いだほうが気持ちいので絶対試してみてほしい。




では今日もありがとうございました!







お気に入りのバーナー使いやすいぞ


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